封筒の中身は・・・(ディパーテッド)

ディパーテッド通の「ジョーカーさん」のとっても興味深い視点の文章を発見し、
転載させていただきました!
快く承諾してくれたジョーカーさん、感謝です♪

以下転載~~

ビリーがマドリンに渡した封筒の中身……

mixiのレビューとかを読んでみると、
これについて疑問に思ってるヒトが結構多いみたいなんで、
チョット書いてみよーと思いマス。

オリジナル版であの封筒に当たるのは、
ラストの方でトニー・レオンが精神科医のケリー・チャンに残した、
「俺の秘密を覚えていて、さようなら」 と書かれていたメモ用紙でした。
もちろん〝俺の秘密〟とゆーのは、〝本当の身分〟のコトであって、
つまり〝俺は警官だ〟とゆー真実デス。

『ディパーテッド』ラストの墓地でのシーン、
ビリーの死に対して涙ポロポロのマドリンがクローズ・アップで映し出されマス。
そして今度は、そのマドリンの視線の先にあるビリーの遺影が、
同じくクローズ・アップで映し出されマス。
〝本当の身分〟である警官の制服を身にまとい、
堂々とした表情のビリーの遺影が……

もうお分かりデスよねェ??
あの封筒の中身に入っていたのは、
このときの遺影に使われていたビリーの写真だと思われマス。


『ディパーテッド』を観てて、ホント奥が深いなァ~~、
と思わされた瞬間がいくつもあったんデスが、その中の1つに、
ビリーがマドリンに封筒を渡した直後に今度はマドリンがコリンに別の封筒を渡す、
って瞬間がありマス。
マドリンからコリンへの封筒の中身には、
ビリーからマドリンへの封筒の中身と同じく、ある1枚の写真が入っていました。
だけどそれは、遺影に使われるよーな〝死〟の写真とは真逆で、
妊娠したコトを示す腹部の超音波写真、〝生〟の写真が入っていました。

この2つが交差しているだけでも相当オモロいモンがあるんデスが、
興味深いのはこの順番が〝生〟から〝死〟ではなく、
〝死〟から〝生〟に移行してっているコトです。

これって、キリストの復活のよーなモンを感じるコトもデキませんかァ??

とゆーのも、これは映画評論家の町山智浩さんもパンフや
オサレ雑誌「smart」で書かれていたコトなんデスが、
マドリンとゆー名前は〝マグダラのマリア〟に由来しているからデス。
スコセッシがキリストを描いた『最後の誘惑』で、
〝マグダラのマリア〟はキリストの子供を生みマス。
そして、ビリーがマドリンの部屋を訪れるシーンは、
〝聖母マリア〟への〝受胎告知〟を模していマス。
つまり、マドリンが身ごもっているのはコリン・サリバンの子供ではなく、
ビリー・コスティガンの子供なのデス。

『ディパーテッド』は決して絶望的なモンだけを描いた映画ではありません、
ソコには〝希望〟っつーモンもちゃんと描かれているのデス♪♪



~~転載終わり

なるほど~  
奥が深い~~。 面白い~!

封筒の中身はビリーの警察官の写真かもしれないですね
それでマドリンの妊娠を伝える方法が、超音波写真なのね~~
封筒の中身の映像はなかったけれど、こうやって見るとわかってきますね。
私も、ビリーの身分を証明するなにかだろうと思いつつ、
録音テープのコピーや、コリンの悪事を証明するものとか、
証拠のバックアップみたいなものも候補にありました。
でも、ビリーが一番望んでいたものは、「身分を返してくれ」と、いう事だったし、
マドリンの妊娠とビリーの死を「対」に考えると、ビリーの警官写真が一番納得できるかも。
そして、希望も描かれていたのね。
すげーや。 スコセッシ監督。

見れば見るほどハマっていきます~
何度見ても飽きない!

スコ監督映画はキリスト教、アイリッシュ系のことを映画に取りいれますよね
マドリンの名前の由来もマグダラのマリアに由来していたのね☆
マグダラのマリアって、娼婦だったよね。
ビリーやコリンと関係を持つという事でこの辺りも繋がってきそう。
シオン修道会の聖杯伝説。
マグダラのマリアはキリストの子孫を産んでいるんですよね。
コリンとマドリンはベットシーンの映像がないけれど、ビリーとマドリンのベットシーンは
必要不可欠なシーンだったんだな。改めて思うです。
マドリンのお腹の中の子はやっぱりビリーだわ♪

こういったことを知っていくと、ますますディパーテッドが面白くなってきます!
ストーリーの緻密さとディテールの細かさに驚きますわ
今年のアカデミー賞の監督賞は、スコ監督が受賞しますように・・・

そうそう、今年の監督賞のプレゼンターに、デニーロかジョディ・フォスターの名前が挙がっているとか。

これは「タクシードライバー」じゃんっ!

スコ監督じゃん!

と、、、いうことは!!

スコ監督のオスカー受賞 確定かも?!

↑ この情報もジョーカーさんから教えていただきました。

ジョーカーさん、ありがとう!!!

==追記

マグダラのマリアについてちょっとだけ調べてみた
本の解説なんだけど
http://item.rakuten.co.jp/book/3571867/

歴史上、最も有名な「娼婦」―マグダラのマリア。イエスにその罪をゆるされ、
敬虔な信徒となり、十字架刑の最後を見届け、そしてイエスの復活を最初に目撃した
この穢れの多い女性が、実はイエスの「花嫁」だった―?


映画では、マドリンは娼婦ではないけれど、警官や刑務所の患者さんに
セラピーを通して、男性に癒しを与えていたと思うの。
イエスの復活を最初に目撃したマグダラのマリアらしいけど
これも出産したら母親マドリンも最初に目撃するよね。


スコ監督の「最後の誘惑」を未見なので、こっちもしっかり見ておかねばー。

  by leonardo_D | 2007-02-20 00:58 | ディパーテッド

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