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「The Revenant」不安要素など。

のんのん様、ありがとう〜〜☆

(かきこみより転載)

一方、オスカープラネット様のblogにも、
限定公開の興収や批評について書かれていますが、
こちらは冷静に、作品が抱える不安要素を
分析されていて、同じことを考えていた私としては、
ますます不安になっています。

実際、アメリカでは、一部の批評家やメディアで、
レオの演技はjust okとして、受賞どころか、
オスカーノミネートすら対象外と考える人も
それなりにいる模様です…。
セリフが少なく、フィジカルな演技が見せ場の中心なのが、
オスカーとなると、不利かもしれません。
まぁ、アンチはどんなことがあっても認めないと思うのですが、
拡大公開が失敗すると、風向きが相当悪くなりそうです。

先ずは、PGA、DGA、BAFTAノミネートと、
GG賞の受賞、ここで良い結果が欲しいですね!

オスカープラネット様より転載☆
ありがとうございます!
http://filmplanet.blog55.fc2.com/blog-entry-1675.html?sp

【総括】
 アカデミー賞受賞直後で注目度抜群のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが手掛ける
『レヴェナント:蘇えりし者』が登場。
実話を基に書かれたマイケル・パンクの小説を原作にした物語は、クマに襲われて荒野に取り残されたハンターが、自分を置き去りにした者へ復讐を誓うというもの。
イニャリトゥが主演に選んだのは、ハリウッドが最も信頼する演技派スター、レオナルド・ディカプリオ。
作品が公開される度にオスカー受賞が噂される(「候補」でなく「受賞」なのが、受賞していて当たり前と思われている証か)ディカプリオが、遂に遂に遂に本当にオスカーウィナーになるのではないかと期待されている作品だが、まずは批評家の反応は良好なものとなっている。

セリフではなく映像で語るイニャリトゥの演出は、名手エマニュエル・ルベツキの撮影の力を借り、荒々しくも官能的な映像美を炸裂させることに成功。
セリフはほとんどないまま、復讐に突き動かされた激情を抱えた主人公の肉体と心の旅路を詩情豊かに見せるディカプリオの演技は、文句なしに素晴らしい。

敵役となるトム・ハーディもノッている俳優特有の迫力が漲る。
この評価は既に前哨戦結果に表れている。
とりわけディカプリオの主演男優賞とルベツキの撮影賞は快調。

オスカーを受賞してもおかしくないだろう。
ただ、不安要素がないわけではない。
良くも悪くもテレンス・マリック的という形容のされ方が多く、マリック映画のように魔術的な作品とするものもあれば、マリック映画のイミテーションでしかないと捉えた指摘もある。

後者が決して少なくないのは、前哨戦の主役ではないことと無関係ではないと思われる。
オスカーでは大量ノミネートは間違いないが、受賞にまで漕ぎ着けられる可能性があるのはディカプリオとルベツキだけだろう。

そのふたりも今後作品評価が伸び悩んだ場合(各組合賞のノミネーションが重要)、オスカー当日には涙を呑むかもしれない。
なお、興行的には限定公開ながら猛烈なスタート。今後拡大公開を成功させて、オスカー受賞に弾みをつけたい(何しろ製作費は1億ドルを軽く超えている!)。

 ディカプリオと組んだ「ジャンゴ 繋がれざる者」(11年)に続くクエンティン・タランティーノ映画が『ヘイトフル・エイト』。
ネット上に脚本が流出。タランティーノが臍を曲げて製作が頓挫したかに思われたが、無事完成に漕ぎ着けた。雪嵐により山小屋に八人の男女が閉じ込められるが、いずれもわけあり、秘密を抱えていて…というストーリー。
タランティーノならではのユーモアとアクション、そしてヴァイオレンスがブレンドされたいかにもな作りながら、今回は密室劇、推理劇要素が強いのがミソ。批評家に愛されるタランティーノらしく、レヴューは好意的なものが大半。
真っ白な雪景色の中、タランティーノの魅力をたっぷり味わえるとしている。
ただ、近年の高評価映画に較べると、やや熱狂度は低いか。
欠点を指摘しつつの支持が多く見られる。
その影響か、賞レースではジェニファー・ジェイソン・リーの助演女優賞とタランティーノの脚本賞中心の目立ち具合になっていて(リーは2015年最大のカムバックスターと言って良いだろう)、作品賞や監督賞では名前が取り沙汰されていない。
各組合賞で存在感を見せられるか、注目される。興行成績は100館のみの公開ながらトップ10入りを果たす文句のつけない出足。更なる拡大公開の成功を目指したい。

 実は今週、批評家から最も熱烈な歓迎を受けているのは『レヴェナント:蘇えりし者』でも『ヘイトフル・エイト』でもなく、イギリス映画『さざなみ』。
トム・コートネイとシャーロット・ランプリングがベルリン映画祭で男優賞、女優賞をW受賞した注目作になる。結婚45周年の記念日が目前の夫婦が主人公。
ある日夫の初恋の相手の遺体が発見されたことをきっかけに、夫婦関係が揺らいでいく様を見つめるストーリー。
長い年月を共にしてきた男女の心理模様が繊細かつ鮮やかに描き出されていく。
イングマール・ベルイマンの影響を強く感じさせる作りながら、頼もしく今の映画になっているとのこと。そしてそうなった最大の理由がコートネイとランプリングの演技というわけだ。
ベルリンの反応はそのままハリウッドに伝染していると言って良く、賞レースではランプリングが重要賞で存在感を発揮、いくつかの批評家賞も受賞している。
実はランプリングはオスカー候補経験がない。
今回遂に指名を受けるのではないか、大いに注目されるだろう。この批評家の反応を考えると、票がランプリングに集中しているのは解せないところだが…。なお、興行が大人の観客を中心にした動員になっているのはことわるまでもない。

オスカープラネット様の総括は続きますが、全文ご覧になるにはリンク先に飛んでお読みくださいませ☆


〜〜

テレンス・マリック的なのも、イニャリトゥも、
好き嫌いはっきり分かれますよね。
得に日本では厳しい感じですが、
世界的には評価の高い素晴らしい独特の映画を撮る方々♡


うーむ。
冷静な総括、分析を有難うございました。
もしかしたら、、のことを考えだしたらキリがないので、
私はレオの受賞のみを信じたいと思います☆
でも、起こらないと思うけれども、もしも、、の時のショックを和らげるためには、
冷静な状況分析の記事を頭の片隅に入れておくとよいですよね☆

不安要素もあるけれど、
今回はレオの主演男優賞、頂きます♡(祈)♡

  by leonardo_D | 2016-01-04 14:00 | The Revenant

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