アカデミー賞向け 接待パーティー最前線

http://axn.co.jp/dramanews/20111229109detail.html

去年まではこの時期に開催される「試写会」と銘打った接待パーティーに、アカデミー賞の投票権を有するアカデミー会員を招待することは賞の規則で固く禁じられていた。
それが今年の9月21日付でガラリと変わり、「ノミネーション発表前であれば、アカデミー会員も“試写会”(=パーティー)に出席してよし」という規則になり、ある意味ではパーティー解禁となった。

 これをきっかけに、今までは四苦八苦して別の角度からアカデミー会員たちを「試写会」に招待して規則に触れないように出席してもらうようにしていたスタジオにとって、規則の改訂は最高のニュースとなった。少しでも自分のスタジオが製作した映画がアカデミー賞にノミネートされるように試写会パーティーと銘打ったイベントを開き、ノミネーション候補作品を試写、その後は製作・出演者じきじきに答えを聞くことのできるQ&Aコーナー、そしてその後は関係者たちに美味しいものを食べさせ上等のシャンペンを振る舞い、再度自社の作品をアカデミー会員たちに印象付けるのである。

 アカデミー賞候補の投票締切りを目前にして今週は試写パーティーのオンパレードとなった。
まずアカデミー賞有力候補と言われている映画『ジ・アーティスト』の製作スタジオであるウエインスタイン・カンパニーが大々的に試写パーティーを開催。
作品が白黒サイレント映画ということから、不滅のサイレント喜劇王であるチャーリー・チャップリンの孫娘カルメン&ドロレス・チャップリンさんたちがパリからロス入り。
チャップリン家一堂からこの作品へのサポートを表明するというお膳立てが設けられ会場を沸かせた。

 これに対抗しパラマウント映画も負けじと、ノミネーション候補作品『スーパー8』のパーティーを開催。
「DVD発売記念パーティー」と銘打たれた同イベントだったが、「わが社の作品に1票を!」という趣旨はありあり。
そして同じくパラマウント製作でオスカーの呼び声も高いマーティン・スコセッシ監督初の3Dファンタジー映画『ヒューゴの不思議な発明』の試写パーティーに及んでは、クリスマス・ライトで美しく飾られたパラマウント・スタジオ敷地内でのピクニック・パーティーというナイスな趣向。
たくさんのアカデミー会員達がこぞって出席していた。

 スタジオにとって有益な判断を下してもらうための最短ルートとして、アカデミー会員に対して“商品(=映画)”の価値を見てもらって、トドメに上げ膳据え膳のパーティーを提供して自社の商品を印象づける。こうして見ると、やはりアカデミー賞もガッツリとビジネスの世界なのである。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)[シネマトゥデイ ニュース]

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「J・エドガー」はプッシュされてないかな...。

  by leonardo_D | 2011-12-29 19:29 | ランキング&アワード

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